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経営戦略STRATEGY

中期経営計画 KIZUNA 2026

当社グループは、2024年度からの3年間を対象期間とした中期経営計画(名称:KIZUNA 2026)を策定し、2024年4月より開始しています。KIZUNA 2026では、当社グループがめざす中長期ビジョンを見据えたうえで、2024年度から3年間の数値目標と経営基盤強化目標を設定し、その達成・実現に向けて様々な取り組みを推進することとしています。

中長期ビジョン

【めざす企業像】

  • 最適なソリューションの提供を通じ、世界のお客さまから選ばれ、お客さまとともに発展し続ける再保険グループ

【10年~20年後に想定する姿】

  • コアビジネスにおいて、各種エキスパティーズの一層の向上に取り組むことで、より強固な収益基盤を確立する。
  • 戦略ビジネスにおいて、突出した専門的領域を有することで、企業価値向上ならびに持続的利益成長を実現する。

中長期ビジョンのうち、より長期の視点での「めざす企業像」は、急激な事業環境の変化のなかで持続的な成長を遂げていくために、お客さまの視点に立って再保険ニーズに応えることを重視し、当社グループの企業理念に基づき事業展開を図っていくことを意図しています。
また、「10年~20年後に想定する姿」は、コアビジネス(現行の事業基盤)をエキスパティーズの向上により一層強化していくとともに、戦略ビジネスすなわち突出した強みを持つ専門的領域の創出・拡張を通じ、持続的に利益成長を図っていくことを意図しています。

グループ数値目標

KIZUNA 2026では、経営の健全性の確保、各ステークホルダーへの貢献および格付の維持・向上などの観点を踏まえたうえで、次のとおりグループ全体としての数値目標を設定しています。

指標 目標
健全性(資本水準) AAA格に相当する資本水準
収益性(修正ROE) 3ヵ年平均5%以上
成長性(修正利益) 3ヵ年平均200億円以上

経営基盤強化目標

社会、事業環境の急激な変化を踏まえ、「SDGs/ESG」、「IT」、「ERM」の3つを重点分野とし、それぞれの強化や活用を進めていくこととしています。また、こうした取り組みを着実に推進していくため、下表に掲げる取り組み方針に基づき、各分野において具体的な実行計画を策定し実行しています。

重点分野 取り組み方針
SDGs/ESG 当社グループの事業継続性確保ならびに持続的な企業価値向上に不可欠との認識のもと、SDGs/ESGに基づく各種取り組みを推進する。
IT 先進テクノロジーの活用を通じ「業務の変革」および「新たな企業価値創造」を図ることを目標とし、そのための具体的施策として、IT活用による業務の自動化促進、新たな企業価値を創造するための時間捻出に向けた既存業務のスクラップ化、IT戦略を推進するためのIT人財の育成を促進。
ERM 事業継続性確保ならびに持続的利益成長に向けたERM経営を推進するとともに一層の態勢強化に取り組む。

用語説明

  • 修正ROE:(当期純利益+資本性準備金繰入額(税引後)-その他の特殊要因)/(純資産+資本性準備金(税引後))
  • 修正利益 : 当期純利益 + 異常危険準備金繰入額(税引後) + 危険準備金Ⅱ繰入額(税引後) + 価格変動準備金繰入額(税引後) – その他の特殊要因(FVTPLの評価損(益)等)(税引後)
  • SDGs:Sustainable Development Goals
  • ESG:Environment, Social, Governance
  • ERM:Enterprise Risk Management