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コンプライアンスCOMPLIANCE

社会公共のインフラの一翼を担う損害保険業において、特に、再保険業は、そのビジネスの特徴からグローバルで公正・自由なビジネス慣行に立脚しており、このためにそれらの慣行を支えるべく、厳格な法令遵守と高い倫理観の堅持は当然なこととして認識されています。

このような認識のもとに当社は、日本で唯一の総合再保険専門会社として、従来から一貫して、常に｢厳格な法令等遵守｣と｢高い倫理観｣に基づき、企業運営を行っており、そのためにコンプライアンス態勢の維持・向上を図っています。なお、当社は、これまで行政処分等は一切受けておりません。

1.コンプライアンスの基本方針

｢企業理念｣に掲げる「社会の安心を支えるトーア再保険」を目指し、すべての役職員がコンプライアンスを実践するための以下の｢コンプライアンス基本方針｣を定め、コンプライアンス活動に積極的に取り組んでいます。

2.コンプライアンスの推進態勢

  1. コンプライアンス体制

    社長を委員長とし、社外弁護士を委員に含める｢コンプライアンス委員会｣を設置するとともに、各部・室長をコンプライアンス・オフィサーに任命し、これらオフィサーを構成員とする｢コンプライアンス推進委員会｣を設置しています。さらに各部・室に1名のコンプライアンス担当者を任命し、組織全体でコンプライアンス活動を進めています。
    また、海外支店および子会社等にも同等の体制を設けグループ全体としてのコンプライアンスの強化に努めています。

  2. コンプライアンス・プログラム

    毎年度、取締役会においてコンプライアンスの具体的な実践計画である｢コンプライアンス・プログラム｣を策定し、このプログラムをもとに教育・研修の実施等のコンプライアンス活動に取り組んでいます。

  3. 内部通報制度

    当社グループの法令違反行為等に関する社員等からの通報または相談に応じるため、社内外に窓口を設置しています。また、コンプライアンス委員会、取締役会および監査役への報告体制を整備し、速やかに改善措置を講ずるとともに、不祥事件に該当する場合は監督官庁に届け出る体制を設けています。

コンプライアンス基本方針

トーア再保険グループは、コンプライアンスをすべての事業活動の根幹と位置づけ、すべての役職員がトーア再保険グループの社会的責任を認識し、日々コンプライアンスを実践するため、本方針を定めます。

1．活動目的

企業理念に掲げる「社会の安心を支えるトーア再保険」を目指し、法令等を遵守し、社会規範および企業倫理に従い、公正で誠実な事業活動を推進します。

2．コンプライアンス推進態勢

  1. 本社内にコンプライアンス統括部門（以下、統括部）を設置し、コンプライアンス関連事項の一元管理とコンプライアンス活動の推進をはかります。
  2. コンプライアンス関連の方針・規程等を適切に整備し、統括部を通じグループに属するすべての役職員に対して周知徹底をはかり遵守します。
  3. コンプライアンス重視の企業文化の深耕に向け、定期的に研修・モニタリングを行います。
  4. コンプライアンス関連の問題事象に関する専用の報告・相談体制を適切に整備し、早期発見・是正に努めます。

3．行動指針

本方針をグループとして実践するため、以下の行動指針を定めます。

  1. 法令および倫理規範の遵守
    公正で誠実な企業活動を遂行するため、あらゆる法令を遵守し、倫理規範に従います。
  2. 公正で自由な競争
    再保険業の社会的責任の重大性を常に認識し、公正・透明・自由な競争に基づく健全な経営を行います。
  3. 利益相反の禁止
    顧客の利益が不当に害されることのないよう、利益相反の恐れのある取引を管理します。
  4. インサイダー取引の禁止
    未公表の情報を使って、その会社の株式等を売買すること、あるいはそれらの情報を他者へ伝達したり、売買等を勧めることはしません。
  5. 知的財産の保護
    他者が保有する知的財産を尊重し、侵害しないよう留意します。
  6. 反社会的勢力への対応
    社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力には断固とした態度で対応します。
  7. マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策
    当社グループの商品およびサービスが、犯罪による収益の移転およびテロリストへの資金供与、大量破壊兵器の拡散に対する資金供与に利用されないよう適切な管理に努めます。
  8. 贈収賄の禁止
    不適切あるいは社会通念の範囲を超える贈答、接待、その他利益供与の授受を行いません。
  9. 社会とのコミュニケーションと企業情報の開示
    株主をはじめとして、広く社会とのコミュニケーションを行い、企業情報を積極的かつ公正に開示するとともに、情報の適正な管理に努めます。
  10. 社会貢献活動
    良き企業市民として積極的に社会貢献活動を行います。
  11. 人権尊重
    基本的人権を尊重し、人種、国籍、性別、年齢、身体上の相違などに基づく一切の差別を認めません。
  12. 地球環境保護
    地球環境保護への取組みは企業の存在と活動の必須要件であることを認識し、持続可能な社会の実現に向けて自主的、積極的に行動します。
  13. 誠実な行動
    当社グループの企業価値およびステークホルダーの利益を棄損・侵害することのないよう、社会の一員としての良識を持ち、高い倫理観に基づき誠実に行動します。
  14. 会社資産の保護
    会社資産は、事業活動のためにのみ使用し、これを棄損するようなことはしません。
  15. 機密情報管理
    業務に関連して取得した個人情報や機密情報は、法令等に基づき適切に取り扱います。
  16. 報告・相談
    法令等に違反する行為や非倫理的な行為に気付いた場合は、速やかに上司に、もしくは内部通報制度により報告・相談します。また、報告・相談を行った役職員および調査に協力した役職員に対し、そのことを理由として、不利益な取り扱いや報復行為は行いません。
  17. ベスト・プラクティスの追求
    ここに掲げたことにとどまらず、機会あるごとに、ベスト・プラクティスを追求します。